平成21年8月24日
●診断企業名:トヨタ自動車株式会社(0903 連結)
●診断決算期:第2005期 〜 第2009期
 
 
   
資産効率についてのコメント
棚卸資産回転期間
(定義) (商品+製品+仕掛品+その他棚卸資産+未成工事支出金)/(売上高÷12)
棚卸資産が月商の何ヶ月分あるかを示す指標であり、在庫が過大になっていないかチェックするための指標である。

在庫が多くなると、保管料などの追加コストがかかることはもとより、投下資金の回収が不可能になるリスクが発生する。しかし、在庫を極端に少なくすると、機会損失が生じる可能性がある。適正在庫をどこに求めるかに気を配る必要がある。

売上債権回転期間
(定義) (受取手形+売掛金+受取手形割引高+受取手形裏書高)/(売上高÷12)
売上債権の発生から資金回収までの期間を表す比率であり、短いほど資金的に有利な効率である。

得意先別に総合評価し、リスクに応じた与信管理を行なう。売掛債権回転期間が長くなると、流動性がよいように見えるので注意する。

買入債務回転期間
(定義)(支払手形+買掛金)/(売上高÷12)
買入債務の発生から支払日までの期間を表す比率であり、長いほど資金的に有利な比率である。

長期化は場合によっては資金が逼迫して支払が滞っていることもある。倒産予知の先行指標である。短期化は信用に不安を持つ債権者がサイトを短くするように迫っている場合があるが、優良会社であるため、支払条件が良いというケースもある。他社の指標をよむ場合は、業界平均値との比較が必要である。

 
 
 
資産効率>0であれば良、それ以外は否
レッドゾーンケースの処方箋
・遊休設備・不良資産の処分を行なう。
・売掛債権の肥大化を防ぐ。
・棚卸資産の肥大化を防ぐ。
棚卸資産 1,306,709,000,000 1,620,975,000,000 1,803,956,000,000 1,825,716,000,000 1,459,394,000,000
売上債権 1,616,341,000,000 1,980,680,000,000 2,023,818,000,000 2,040,233,000,000 1,392,749,000,000
買入債務 1,856,799,000,000 2,086,587,000,000 2,211,586,000,000 2,212,773,000,000 1,299,455,000,000
売上高合計 18,551,526,000,000 21,036,909,000,000 23,948,091,000,000 26,289,240,000,000 20,529,570,000,000
月商 1,545,960,500,000 1,753,075,750,000 1,995,674,250,000 2,190,770,000,000 1,710,797,500,000
棚卸資産回転期間 0.85 0.92 0.90 0.83 0.85
売上債権回転期間 1.05 1.13 1.01 0.93 0.81
買入債務回転期間 1.20 1.19 1.11 1.01 0.76