平成21年8月24日
●診断企業名:トヨタ自動車株式会社(0903 連結)
●診断決算期:第2005期 〜 第2009期
 
 
   
流動性についてのコメント
流動比率
(定義) (流動資産/流動負債)×100
1年以内に返済しなければならない負債(流動負債)に対し、流動資産がどれだけあるかをみる指標です。

長期借入金を導入し、支払手形や短期借入金を減少させれば,比率は改善する。しかし
本来的には営業効率が改善して、流動性が良くなるのが最善である。たとえ、流動比率が良くても、売掛金の中に不良債権や長期滞留債権がないかどうか調査するがある。資産効率の債権債務の回転期間を参照にする必要がある。

当座比率
(定義) (当座資産/流動負債)×100
流動負債に対して短期的な支払い能力である現金預金、受取手形、売掛金、有価証券など当座資産がどれだけあるかをみる指標です。

在庫過大の場合、当座比率は極端に悪くなる。短期借入金を長期借入金に振り返れば比率は良くなるが、抜本的対策を打たずに放置しておくと、総合評価が急下降する場合がある。

現金預金比率
(定義)(現金預金/流動負債)×100
現金預金で流動負債をどの程度支払うことができるかをみる指標です。

流動資産の中で現金預金のみは一応増加すればするだけ良いといえる。しかし、長期借入金、増資による現金預金の増加はROAを悪化させ、増資による現金預金の増加はROEを悪化させる。流動性を重視するあまり、資本効率を犠牲にしているケースがあるのでチェックが必要である。

 
 
 
流動性>0であれば良、それ以外は否
レッドゾーンケースの処方箋
・長期借入金を導入し、短期借入金を減少させる。
・長期借入金を導入し、支払手形を減少させる。
・他多数(詳しくはご相談ください)
流動負債合計 8,227,206,000,000 10,028,735,000,000 11,767,170,000,000 11,940,742,000,000 10,589,293,000,000
流動資産合計 9,440,105,000,000 10,735,222,000,000 11,784,123,000,000 12,086,227,000,000 11,298,929,000,000
流動比率 114.74 107.04 100.14 101.22 106.70
当座資産 3,706,827,000,000 4,238,295,000,000 4,386,369,000,000 4,345,763,000,000 4,377,533,000,000
当座比率 45.06 42.26 37.28 36.39 41.34
現金預金 1,547,362,000,000 1,619,736,000,000 1,927,088,000,000 1,763,320,000,000 2,489,458,000,000
現金預金比率 18.81 16.15 16.38 14.77 23.51